うみうみう日記

主に建築・写真

12.定期

仕事が絶妙な時期に差し掛かっている。

締め切り前だけど自分の判断でできる部分は大体終わっていて、やれることが少ない感じ。

かと思えば他セクションの都合で大きめの変更が入ったりする。

先輩は忙しそうであまり話せていない。

なんだかふわふわして気持ち悪い時期である。

 

今日は仕事中都営地下鉄から電話が来た。

昨日落とした定期の件である。見つかったらしい。

9時過ぎくらいに会社を出て、西馬込へ。西馬込ってこんなに遠いのか!泉岳寺の辺りだと勝手に思っていた。

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久しぶりに山手線に乗った。新宿西口はJRの改札が無くなり、代わりに連絡通路ができていた。これには驚いた。改札めちゃめちゃ狭かったけど捌けているのだろうか。

新しい山手線の顔はやはり電子レンジのようである。五反田まで15分くらい。初の下車。

浅草線に乗り換え終点の西馬込に向かう。こちらは初めてだ。西馬込は単独の終点駅だ。乗り換えが無い。程なく着いて忘れ物センターを探す。とりあえず階段を上ると地上に出てしまった。

なんてことはない普通の街だ。東西線とか南北線の赤羽あたりに似ている。

忘れ物センターは逆の改札の近くにあった。住所が変わっているので少し手間取ったが、無事に帰ってきた。定期入れ。よかったよかった。

 

帰途についているがこれがまた遠い。

天気を見ていたら旅行に行く日月火だけ雨マークになっている。今週ずっと晴れなのに、つくづく雨男である。晴れてくれ〜

 

終わり

11.徒然2

 

昨日に引き続き、休日であった。

今日も天気が良かった。最近はコロナの外出自粛を後押しするかのように雨の土日が多かったので晴れている休日というだけで嬉しい。

今日も洗濯をした。昨日洗濯しきれなかった分と、布団のシーツを。

洗濯が割と好きなことに気づいた。晴れていればの話だが。我が家は西向きで午後に陽が当たる。よって多少寝坊しても洗濯物が乾くので安心である。

 

今日はどこかに行こうと思いたち、最寄り路線の終点でありながらこれまで行ったことのなかった、本八幡に行ってみた。

 

最寄りの住吉から電車で15分くらいだろうか。存外すぐに着いてしまった。

とりあえず地上に出てみる。再開発地帯のようだ。歩道は広く並木通り沿いにマンションが建ち、低層部はよくある街の商業施設が入っていた。

本八幡JR総武線と都営新宿線、そして京成本線の三路線が集まる実は大きめの結節点だ。京成とJRは少し離れているが、地図をみると出たところはちょうど中間のようだった。

とりあえずJRの駅方面に歩いてみる。結構な人出だ。高架下に商業施設が入っていたがこれは面白かった。本来なら一層しか入らない高さを、半地下として無理やり二階建てにしている。二階は改札で分断されているので反対側へは下に降りないといけない。さらに地上の道にも分断されており、これは一階も分かれる形になっているのでへんてこな施設だった。しかし小綺麗な内装にされておりそこそこ賑わっているようだった。

 

そしてそのさらに南側、そちらが本八幡の本丸であった。高架下沿いの狭い路地沿いにはザ下町の飲食店が並び、パチ屋の裏口が顔を出している。ラーメン屋がとてもおいしそうだった。

その後も散策を続ける。家では寒かったのに外は晴れていて暑い。上着を鞄にしまって南下する。メガドンキがあった。バス停からは新浦安行のバスが出ていた。このあたりが一応街の端っこのようであった。

北へ戻る。さっきと一本外した通りを歩いたがやはりラーメン屋とパチンコ屋が多い。高架下を抜けてしばらく行くと京成の線路に出た。並走する街道沿いには新しそうな市川市役所が建っており、線路に面する側は段状にセットバックして緑化されていた。調べると設計は山下だった。

さらに行くと葛飾八幡宮の参道に出る。大学生の頃たまに京成に乗ると、窓から見えるので気になったいたところだ。銀杏の並木が美しい、かなり立派な神社だ。ちょうど七五三と重なっていたようで、小さい子供がたくさんいて可愛かった。

 

ここで大体駅周辺エリアは見たことになる。しかし調べるともう一つ神社があるようなので行ってみることにした。名前は白幡神社。駅からは少し離れている。歩いているとこの辺りは昔からありそうな豪邸が多い。住んでみたいなと思いつつ10分程歩くと到着。神社は住宅街の中にひっそりとあった。しかしちゃんと鳥居もあり、参道もある。こじんまりとはしているが立派な神社だ。人は誰もおらず、木々の葉がそよそよと音を立てていた。個人的にはこういう場所はとても好きだ。参拝し、しばらく留まる。とても心が落ち着く場所であった。

 

京成に乗り、上野方面へ向かおうとしたが、電車でPASMOを落としてしまった。押上で駅員さんに探してもらったが見つからず、やむなく半蔵門線にのって住吉まで帰る。家を出たのが12時過ぎで、帰ってきたのが15時過ぎ。短い時間だったが充実していた。PASMOをなくさなければなあ。

 

終わり

 

10.徒然

この一年一級建築士試験の勉強をしていたので久しぶりのゆっくりできる週末である。

今日は10時前まで寝て洗濯機を回し、朝ごはんと掃除と洗い物を済ませた後、大学の同期と河川敷でピクニック、日が暮れたら解散して夜ご飯を作り、同居人の帰りを待って夕食、ごろごろ。といった一日であった。とても充実していたきがする。

 

来週は秋田の小安峡、岩手の猊鼻渓紅葉狩り、その週の平日に愛知のリトルワールド(業務)、その次の週末は会社の同期と新潟旅行と楽しいことがたくさん待ち構えていて嬉しい。遊べなかった期間を取り戻すかのように予定を入れたい。明日もどこかに行きたい。人に会いたい。話したい。そんな気分である。

 

久しぶりに仕事以外で友人と会うと、話始めると止まらなくなってしまうようになっていることに気づいた。本当に人と話す機会は大事なのだな。人に話したいことは無意識のうちに溜まっているものだ。

言語化しないと忘れてしまうので、こうやって文章化しておこう。

でも今日は眠いので寝るぞ~。そして明日も充実した休日にしよう。

9.久々に実家に帰る

昨日の晩は久々に実家に帰った。

電車で1時間少しの距離ではあるのだが、帰るタイミングは3ヶ月に一回のコンタクトを買う時くらいしか無い。

 

帰っても大体多めの飯を食べ、妹の仕事の愚痴を聞き寝るくらいしかしないのだが、それでも地元に帰るというのは落ち着くものだ。

 

職場は新宿、現住まいは江東区で真っ平らな土地で生活しているので、昨夜裏山を散歩して久しぶりに坂道を歩く感覚を得た。思っていたより身体は勾配に対して敏感なんだなという新たな気づきを得た。

坂道の良いところは飽きないところだ。見上げたり見下ろすことができる視覚的な変化はもちろんのこと、脚から伝わる微妙な勾配の変化も無意識に歩くことを飽きさせない要因だったのだな。考えれば当たり前のことだ。

道の変化は人のふるまいにも影響する。昨日はカップルが急坂の真ん中に座ってお喋りしていた。平らな道ではなかなかできないよな。

 

江東区は真っ平らで、どこからでもスカイツリーが見えて迷わないし、どれくらい歩いたかもスカイツリーの大きさでなんとなく把握できる面白さがある。ただ、道が平坦で緩急がないために、一度歩き始めると止まるタイミングが無いのだ。結果疲れると店に入ることになる。そういえば昨日入った家系ラーメンの店はこれまでで一番のハズレだった。。

商店街がそこかしこにあるのも神奈川では無かったというか、下町ならではかもしれない。大島の商店街は道がくねくねしていて面白い。そして惣菜屋さんがおいしそう。

 

住んで一年が経とうとしているがまだまだこの街のことを分かっていないなと思う。やりたいことがたくさん出てきた。飲み屋開拓とか、まだ知らない公園探しとか。

 

コンタクトを買ったあとのベローチェでこれを書いている。アイスコーヒーを買ったが店員に乗せられてメガサイズを頼んでしまった。同じ値段だと思ったのに。f:id:umiumiua:20200922112845j:image

 

やることはたくさんあるのでそろそろ帰るか。

 

 

おわり

8. 町屋の町屋

   本論を提出し久しぶりのバイトで天王洲へ、午後2時に出勤。交通費が出ないから長く働いたほうが得だが、プレミアムフライデーで人はほとんどおらず、仕事があまり回ってこない。結果7時半には退社。小田急に乗り成城学園前に差し掛かった時、人身事故発生。場所は最寄駅。帰宅は絶望的。今日稼げなかったし定期も無いから途中下車を断念。ベンチでパソコンを開くもwi-fiはなし。無駄にファイルを整理しゴミ箱を空に。今日学生最後の大仕事を終えたばかりですることもなく、仕方ない日記でも書くか。

 

 

ちょうど車窓を見るのにはまったころ、町屋に降りてみた。

 

私は家と大学が遠く、毎日千代田線を全線走破する。千代田線の駅は全部で19駅。しかし6年も通っていると大抵の駅で降りたことがある。しかし、一駅だけ降りたことがないことにふと気がついた。

町屋

気がつくと気になるもので、昼帰りの日に降りてみた。

 

地下鉄のホームから一度下って上るとコンコースに着く。地上に出ると路面電車が走っている。都営荒川線改め東京さくらトラムだ。

 

その日は成人式だった。いかつい新成人が明らかに多い。流石足立、荒川と思いながら駅前を脱出し裏道へ。

 

突然現れた煙突。しかし本体が見当たらない。と思って角を曲がると、複数の家屋に挟まれた旗竿地のような場所に銭湯はあった。ちょうどおっちゃんが出てきたが、こんな時間に風呂に入る人もいるんだな。

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さらに歩みを進め、京成の高架下をくぐって大分駅から離れたところまできた。

突然町屋群に出会う。それまでは何だかんだ大きな通りだったが、いきなり超狭小路地が何十メートルも続き、町屋が立ち並ぶ場所に辿り着いた。ところどころ建て替えられ、というか本当の町屋はごくわずか、半分くらいが半世紀くらい経ってそうなアパート等、残り半分が建て替えられた住宅といった感じだ。

https://lh3.googleusercontent.com/zgDST_dnsNa0wKKq6BaLlh5-5fZv8LnQos3C73Lp1CJqQo7zZJM5ajeHvKqUjLhkp_CTdj1z7k-0eTQlcqe4AQXtj2oHKsaXVoZtwbF0JRfJQ77Nhid9lTZ2fIwLaJtt3FiIfH0ivZ2zjhud_Ybrw4cLyfttt_ZDOCdqD6RJJcLgZAT8qdYZWQE1ibPuTBQr9ejJZjWhoLdDv4Lz76kuEue5ad31HEYwI6vw0GROArFeqIeYrRsOWahEO3SC83WaXnwTHmyDhHCd6U8fozCHEBptHSTEom2M7-YTYWpvLofyvp0yCtqXR_aIaqcqmbdjtKe7QXI5EI_8VXViTi_MDclK0ow_cq5TTZk7dsb5eY8l4mRxIcstkrutJzySLbkq3HrCN1y_3Hq8NWHTihaFUX6tITxBpAOhgvp6wmqdAwnZrdghSRuhZEGVe2xtLGif5iHTwQXBy3RpLH5e-MhaKE-mHlaZRmrTA8V7A8d--mM5QCGlKYZzx3YDyyHPMVfuifoTT33y93zHP2ZFmp7qv4bSawHMdHZllXGnJU4bCLd-MtdZbY3GBsAqTDJQfKbskqdVuAx7ZRgRE76DlSOHb72HL1VJeiM5dXDRdvnkNlPYX_UjF8Qt7a2rYI49L_HIXDN4qwwxnEbnY5R4x2w7Frv9Ts3EeNu_cTa126-LzrK__pCUsF2b9Cqh=w1796-h1347-no

 

 

見るからに新しい住宅が建つ箇所は前面道路が拡幅されていた。

しかし雰囲気は割と残っており、写真を撮るのは憚られるほどの生活感の溢れ出し、そしてじいちゃん、猫、等。

 

そしてまた銭湯に出会った。こちらは比較的古そうだ。ちゃんと路地に面していた。

 

 

恐らく暗渠か何かだった曲がり道を抜けると駅前通りに出た。京島もそうだったが、曲がり道に面した敷地が抜けると公園になる傾向にある気がする。小綺麗にされているが周りは相当年季の入った建物たち。愛すべき光景。

 https://lh3.googleusercontent.com/TvA1d-mTRFZ9turyjQobVvBRk6sY056ebXJyGpgwwIn2F5uLFH54CNQJFbE6WREkG0kx3fHchh01U7PD-OEM08xpcz09H5yvbsVJW6KvuFZRmI_CCN6YvLcsSxZCukq_n2kriXxKnfFzXF7qIPq0i5gVl8hcuvGmQ41baFHowFBt-16ApQ7LY7E-RPcf0GDgzO_4OCYP_EYiaM8UlpBiUf7rHzNBmOUb1JLIKpMJT7afhyWkg0eL2PPKj0rEQq1s5MKHRoD8tnLUoAHps2fgq3LiVIW9lex_ChOqtJcVRyrLnstKcNgnCyKFirn3YfFfX2T50b6wEOxzNBda-mPk1Vx5S8U2L1OQSt2o_sJp6MgNYM5hZ7A_WSyJ5mcDjkizc4A9ZBB7e6inPr5DwormoeKNcIWhIwBMkgZW9CXFGD-sdisnzVMvqCGACmVVWYVa8_ZMLzYZyZuNn5nx7aV-C0GnADovkUQnSjp-a6_SzI5BzUK71PdrIE5a-ax1RSt_QRS72rWFF-TIIfN2znoxwzn0cqPunpzuN-o252XQGcjiaiIZFIiFn1o14_qHV_mLazo4FILBsyByb9Vt8tCxlyLX70Iz7vFhCN4paH-5ZqZk-7gBL-1jr8B4QCGGe79J5RIYwmlPd68IDmkVbO9n03o1_-C1wP_B0VNKVbwTlnZdBFltNyzPQHvb=w1011-h1347-nohttps://lh3.googleusercontent.com/49_8CPERXB0DCm9tAOCtAsHRgb1bCg3uTXO3KL-KXNYFVV3N0dpdWkpp_hHKEIBCI79D2dNHkBELRQDU9lR0JUMJDEBq6uvH_M7WIEji_Bx57bsknkiWEqlh_ywQWFSu13e1AmFv9Q92egkfdZSoK3FfaqH6evEXHuyJcMZVRDnDw4Jm9PnoBWaLf6NtXFrcV0XNmMv3voax6I_r-KLxtyMcmYnNuQKrSdguezV8ck96okRqGYH0E6wALkah3SwA7Tn3sonvYatxmQvrEKwW0w2A8KjIXd5dfRvgdvSDShQ16fnNvaXrk-pqxzPCY6ovOZW8rXKaiXcQvpdkV1OSRqf1PioQBfHyh0b8oP78B0-xZjglvkUCDlP4S7Vmaysic4-RNddoE65EK67dfv5jCtwvwLN4_AUYIlR19YOJ1h4fARo-OW_N6e5hOydNfGSn-dvMnLSjLiSTDOWW5A4u_loYQxFP28wiaHeEDd-hlD6A3IUAoDbkffBUWdjYq5gAuTvGBU1u_AVqICVw8o2yscc8jjNt4v9Y4mJUCaZ0UIr_ip7hEyN8eo780Ql1nn8Fui1b0gu2Z6HA_VTRSbdxfVeKegOhsDIYJk7kyrhkRTxl28NSzgVVNw2nxYhg8t3bkioLgFnAFor-8FWOd4vqvqHtEJXbNipP8E4FiKUeFeDJIPnLDULL39fR=w1796-h1347-no

駅前通からしばらく行ったところでまたけったいな建物を発見。木材倉庫らしいがやたら凝った意匠なので観察する。

 

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まず間口がめっちゃ広い。それで奥行きもあるのでかなり大きな木材倉庫であるらしい。しかし天井はそこまで高くはない。

意匠を見ると、構造柱と木材保管用の桟が一体になったようなものが表に露出している。さすが木材屋さんと思う。

人気はないがまだ現役で使用されているのだろうか。話を聞いてみたかった。

 

そんなところで疲れが出てきたので帰ることとした。またくるよ町屋。

 

https://lh3.googleusercontent.com/8u-9YUFezWqFJVH0QbilKQpg8gTl1Wqp89JKVSEeAvKOFH2kz-5M-kmMBtQ3WxTzYWlHEuzXzaRmZVARJtXp_TrwfiQqC7tQ0j1O0BABp4SfNOy_LH0Fxk_cDFEdPGE87pmU8KdYHuu2yLuPIBad1npVRiIoIoDurJ5a9qSwEBVa-6SfWUK-zGJPmAjBiGfU4eVe0V1_ADJoctThiY_lbAjHQNKt_RRGAwzJRWQVTrVgZRo04gkxKNNtu5wqXvGSMCMxfkVJvk3cxrjzWUvkDKSdCtw32dnoBhuFZKJMHVQR8GDr45-RBZWn1gaERzCEoiDD3JVyuD8kFF2x9lUDJ0tH5IYxGX0BuPkUFyRWm0tsgj1duwH7Y-MoB1UJKBmrsIjumowvuBPcxGxEPclz94Vss_vBKZL2OK3RmTdOIsGgxcPR3ugjTUKiu2b4spf0OYP0RAEqRxGMUh0j4PzD7cVHzdvWSsrnd3Xn2hkSulXV2whorgGrR5MiUTeTpubfnY3_Lz_uLASXDRWy7lRfWYTbzXQ1arOBtzfM1_Oen2ZqkKlMrWgi9qXvppaUo59SFwvMmbDUG951-n8R6SL9LOhc6UQzJH1cqLAQhZEr9kmE6QtjrJUeiVmGtPmPe4fYGVJI8TgGWrGL2IrAn-cC0IWWqvLLosQPfZWCgQ4AfMBfUexaD99UI2n1=w1796-h1347-no

 

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結局事故の日は疲れて途中で書くのをやめ、次の日に書いている。これくらいの文章は一気に書き切れるようにならないと。

 

 

 

 

7.作業中に車窓を見るのにはまる

作業中に車窓動画を見るのにはまった。YouTubeで。

 

研究室や家で作業するとき音楽を聴いたりテレビを見たりしながらやる人は多いと思う。僕もこの前まで音楽を聴きながらやっていた。特にサカナクションのインストとかクラシック音楽とか、歌抜きで盛り上がりがあまりないやつ。

 

あまりロックなのとか歌が上手すぎるやつはそっちに耳がいってしまって全然集中できないことには気づいていたのだが、代わりになるものがなくてクラシック音楽にしたり、ゲームのBGM集にしたりしていたが。でもそちらも何回もリピートしているとだんだん気にいってきて、ベースラインを追いかけたり別パートを考えたりして全く集中できなくなるので困っていた。

 

そこで何人かが聞いていたラジオを試してみた。バナナマンのバナナムーンが定番らしいのでそれを試してみた。最初のいくつかはいい感じに集中できたが、たまにすごいしょうもない笑いとかがあって聞くに耐えないので飛ばしたりする作業が発生し、個人的に作業用のBGMとしては80点かなと思う。

 

そんな時に車窓動画と出会ったのだ。

僕は昔から電車が好きで、今も路線図を見ては知らない路線を見つけ、どんな電車が走っているか調べ、チェックするようなタイプだ。それで鉄道系YouTuberのスーツ君の動画にはまっているのだが、そうすると関連動画に鉄道系の動画がたくさん出てくるようになった。それで興味をそそられて、最初に見たのは何かというと、1月7日、JR四国の特急しおかぜを岡山―松山間見ている。多分二時間ちょっとだと思う。なんでそんな細かく覚えてるかというと手帳アプリの日記欄にどこに行ったか(どんな動画を見たか)を記すようにしているからだ。それで良かったところを覚えておいて、いつか行こうと思っているのだ。思えば最初に見たしおかぜも、学部の卒業旅行で行った瀬戸大橋の景色がもう一回見たかったからだ。

そのあとも最初は四国を見て、そのあと花咲線など北海道のローカル線にはまり、それに飽きたら九州のローカル線を見て、、と色々なところに画面上で旅してみた。本当は稚内から鹿児島中央とかまで画面上だけで日本縦断してみたい。しかしその前に論文を書き上げてしまったのでその機会はさすがに訪れないだろう。

 

ちなみに私鉄の特急もいくつか見たが、作業用的には短すぎるのがいたい。ロマンスカーとかも見たけど、箱根ってこんなに近いんか、、と思ってしまう。なんだか作業が全然進んでないのに箱根までついちゃうと少しへこむ。南海のこうやとかもそれだった。もう難波なの?みたいな。

 

問題点としては、旅行に行きたくなりすぎる。

 

とにかく電車の走る音は落ち着く。たぶん見ればわかってくれる人も多いのではないかな。

ちなみに僕のデスクは割とみんなから見えるところなので、研究室で車窓を見ていると何みてんのと突っ込まれることも多い。趣旨を説明したら一人に布教することに成功した。全然鉄オタではない友達なので、これは結構うれしい。

 

それに前面展望って、子供の頃は喜んで見に行くけど、大人になるとさすがに恥ずかしいものだ。だからビデオカメラと三脚をもって何時間も先頭車に張り付いて撮影して、Youtubeに上げてくれた人ありがとう。

 

以下、自分用記録兼おすすめ車窓

 

www.youtube.com

JR四国 特急南風

おすすめポイント

・なんぷうっていう響きが良い

・昔から乗りたかったやつ(乗ったことない)

大歩危峡の景色がまじでいい

 

 

www.youtube.com

 JR北海道 花咲線

おすすめポイント

・さすが試される大地。非日常の日常が最高

・鹿がいっぱい出てきてかわいい

・夜が明けていく感じが素敵

 

www.youtube.com

JR九州 九州横断特急

おすすめポイント

・長いから作業に向いてる

阿蘇山を横目に進むところが良い

・今は不通区間なので見れない

・鉄オタ的にはスイッチバックがみどころ

6.我善坊の谷と森ビル

修論の梗概を提出し3日ぶりに家に帰る道中。ねむいねむいが電車で寝るのが苦手である。しかも今日は直通の急行の良い時間のが無くて準急なので座って帰るためには1時間半位乗る羽目になってしまった。

代々木上原で乗り換えれば早く帰れるが、眠いし雨なので座って帰ることにした。

 

次は乃木坂、RCRの展示も見に行かなければ。

 

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論文の梗概が大体終わったくらいから、本論用にこの2年間で行ってきた現地調査の写真を整理する作業をした。対象にした事例は大体60ちょっとで、そのうちテーマである地形のあるところに建っているのが24。そのうち実際に見に行けたのは15くらいだろうか?

散歩中に寄り道した時も入れれば10回以上は町歩きをしていた。でも意外とそんなもんだ。

 

その中で特に何回も行ったのが麻布台の我善坊の谷である。事業はまだ始まったところなので研究の対象事例には無いが、研究の動機として十分な理由になる開発だ。

我善坊の谷は六本木と神谷町の間あたりにある細長い谷戸のことを指す。ノアビルのある交差点から裏道に入り、霊友会のまがまがしい建物を抜けたところだ。細長い谷戸内は一本道になっていて、抜けた先は麻布通りに抜け、少し北に歩けば泉ガーデンがあるという場所だ。

なぜここが研究の動機として十分なのかは写真を見れば分かる。

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初めてここを訪れたのは卒論を書いていた2016年、四年生の春。背後に迫る大規模な再開発ビルに対比するバラックのような街並みに思わず写真を撮ったのを覚えている。

 

再開発の波に飲まれず谷ごとタイムスリップしたようなこの場所がとても不思議だった。

都市の領域を分かつのに、崖線は行政によって引かれた線よりよっぽど十分な補助線となることを知った。

 

そして谷地特有のじめっとした、少し怖いくらいの空気感、ゲニウス・ロキ=地霊という言葉は当時まだ知らなかったが、我善坊の谷にはそれが確実にあった。

 

ここが再開発の予定地になっていたことを知ったのは大学院に進学してからだ。たしかに2016年の春の時点で、既に森ビルによる土地の回収は行われていたと思う。でもまだゴーストタウンというまでの状態ではなかった。

しかし2017年にはいつのまにか人がいなくなり、2018年春、ついに建物の解体が始まった。

 

それから2018年中に3度ほど訪れたが、俯瞰して見たところまだそこまで変わったとは分からない。しかしひとたび谷の中に入り込むと、そこは2年前とはまるで別の場所である。人は増えたが皆作業服姿にヘルメットである

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比較的築年数の浅そうなマンションにはまだ洗濯物が干してあったが、すぐ隣で一日中コンクリートをはつる音がするなど、とても住めたものではないだろう。

 

この我善坊の谷の跡地の計画が、300m超のランドマークを含むツインタワーを中心とした緑いっぱいのまさにユートピアのようなランドスケープだから余計に笑えてくる。

 

ニュータウンに住んでいながらこんなことを言うのは気がひけるが、長い年月をかけてできた時層を跡形もなく引き剥がすような開発を見るのは悲しい。

 

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